こんにちは、令和2年の誕生日で55歳になった平凡サラリーマンasuka3世です。
実は、55歳で早期退職してF.I.R.E生活をスタートしました。
F.I.R.E.というのは”Financial Independence, Retire Early”の頭文字で経済的独立と早期退職を目標とする暮らし方です。
私自身は30歳からいろんな資産運用の書籍や雑誌を読み始めました。
その理由は30歳までに”先取貯金”で2,000万円は貯まっていましたが、当時金利はどんどん低下して1%を下回り、貯金だけでお金を増やすことに限界を感じていました。
また、資産が増えれば、他人と比較して自分を卑下するようなマイナス感情を遠ざけられると当時から信じていたからです。
私がそんな風に考えるようになった背景には生い立ちが強く影響していると自己分析しています。
私が1歳半くらいで父親が病死したために母子家庭で成長しました。
私と姉の2人の子供を育てるために母がどれだけ苦労したか、感謝の念しかありません。
しかし、家庭が裕福であるわけはなく、幼少期から小・中・高の学生時代を振り返ると友達の家庭、持ち物、服装などと比べて劣等感=マイナス感情を常に感じていたように思います。
そうしたマイナス感情に押しつぶされないために子供心に「親に心配をかけない良い子でいよう」と勉強し、金銭的なお願いは極力避けてきました。
地方県の国立大学工学部に通っていた時は仕送り3万円と育英会の奨学金+アルバイト代で生活をやりくりしていました。
母子家庭がアドバンテージになったのか、真面目に勉強して単位を取るように努力したおかげで学費免除の申請が4年間通りました。
私は社会人になる前に、こうした経験から2つのことを学びました。
- 世の中の得する制度は積極的に利用する。
- お金がないと生活不安やマイナス感情から逃れられない。
私が社会人になった1988年は土地の値段が天井知らずでバブル景気の終盤でした。当時の郵便局(民営化前)の定額貯金の金利は5~6%もありました。
投資を学んで知った知識の1つに”72の法則”があります。
これは資産が倍に増えるのに必要な年数は72割る金利の%で
計算できるというものです。
金利6%の時に定額貯金に10年預けておくだけで、満期になると元金の1.67倍になって返金されたのです。お金を貯金するだけで殖やせた時代ですね。
しかし、現在のゆうちょ銀行に定額貯金の金利は0.002%しかありません。仮に10年預けても元金は1.0005倍になるだけです。
資産運用という言葉や”72の法則”も知らない時代でしたが世の中の得する制度を利用するという学びを活かして入社い年目から財形制度を利用して”先取貯金”を始めました。
余談ですが、入社1年目の無知な若者を狙って生命保険会社のセールスレディが職場に来ていました。
結婚もしていない、子供もいない20歳そこそこの若者に3,000万とか、5,000万の死亡保険を判で押したような人生シュミレーション表を付けて売り込んでいました。
私も実は当時に内容をよく知りもしないで5,000万の定期保険特約付き終身保険を契約していました。
資産運用を学び出して、自分が昔契約した定期保険特約付き終身保険がいかにダメな保険商品であるかを理解しました。
学んだ知識を使って、定期保険特約部分はすべて外して1,000万の終身保険(主契約)のみに見直しました。
さらに後で気付いたのですが、私の終身保険は予定利率が5.5%で設計されていました。
契約時点の予定利率が契約中はずっと適用されるため、私の保険は世間でお宝保険と呼ばれるものでした。
解約した時の払い戻し金額と払い込んだ保険料の比率が65歳時点でほぼ同額になり、90歳で解約すれば払い込んだ金額の2倍以上になって支払われます。
損したはずが、実は超お得な商品だったという事例の紹介です。
貴方も契約した保険内容を調べてみてはいかがでしょう?
1985年から1990年の間に契約した保険ならお宝保険の可能性がありますよ。
私が資産形成してきた時代にはYoutubeはまだありませんでした。今はリベ大の動画で資産形成の方法を分かりやすく解説してくれています。「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」「守る力」「使う力」の5つの力が重要なことを自分の経験に照らしてみて納得しています。
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