令和2年の誕生日で55歳になったasuka3世です。
私は現在、ある地方県で暮らしていて55歳で32年9か月、勤めた会社を早期退職しました。
早期退職した後は日本とマレーシアの二国に生活拠点を設けて季節の良い時期を選んで行き来する”渡りネコ”生活を始めました。
ここ数年、ネットやユーチューブの動画で知名度が上がった項目にマレーシアのMM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)という長期滞在者(退職者)ビザ制度があります。
私はこのMM2Hビザを2018年に個人申請して、無事に取得しました。(私のビザ画像を特別に添付します。パスポートに直接貼られていて、有効期日は2026/05/06です。)当時勤めていた会社の所長と総務部長からビザ申請に必要な証明書にサインしてもらっていたので、ビザが取得できたことは報告しています。詳しくは前回の記事、「在職中にリタイアメント(退職者)ビザを取ってもいいの?」に書いてます。
この制度は年齢に応じた一定の所得や金融資産があれば、パスポートの有効期間内で、最長で10年の滞在ビザを発行してくれます。その上、パスポートを更新したら、延長申請も可能でさらに最長10年間の滞在が貰える便利な制度です。
また、1年間に最低でも半年以上はマレーシアに住んでいないといけないような制約もありません。
ここ10数年、海外移住したい国ランキングでマレーシアは1位になっています。過去に申し込んだ外国人数で日本は中国に次ぐ2番目になっています。(2018年末時点の集計結果)
ネットで動画やブログを”MM2H”をチェックすると、複数の紹介記事や動画が見つかります。
興味を持って、調べてみると私の収入と金融資産であれば申請条件を余裕でクリアできることが分かりました。
申請に当たってはマレーシア公認の代理店に依頼するのが一般的と紹介されています。1家庭分の代行申請費用は提出書類のサポート込みで約20万円弱という相場金額です。(注、2018年当時)
日本語でやり取りができるので、多くの日本人は代理店にお願いしていることも分かりました。
最初は私も代理店に依頼しようと思い、各社のサービス内容と価格、アフターサポートなどを調べていました。
MM2Hに関連した情報を調べていた時に”個人申請”という言葉を偶発的に見つけました。
さらに調べていって一時期、個人申請は受理されていなかったが、2017年当時は個人申請でも受付けしてくれることを知りました。
そうして、個人申請した方のネット記事を繰り返し読んで必要な準備内容がイメージできるようになった頃、私なら自分で個人申請できるという気持ちになっていました。
実際に申請書類をすべて自前で揃え、マレーシアに行き、プトラジャという行政都市にある移民局に行って提出しました。一度、日本に帰国して”仮承認レター”が発行されるのを待って、本申請のためにもう一度、マレーシアに渡航しました。
本申請にはメールで届いた”仮承認レター”に加えて、銀行口座の開設証明レター(銀行で発行してもらう)、健康診断書(現地の病院で作成してもらう)、マレーシア国内の医療保険証明書などが必要です。また、本申請は仮承認後6か月以内と有効期限付きです。(もし期限を過ぎてしまったら、必要書類を準備し直して、新規申請になります。)
やってみた感想は「無事にMM2Hビザが取れた時の喜びは代理店にお願いするよりも数倍大きい。が、しかし結構、大変なプロセスっだたよな。」でした。
サラリーマンで働きながら準備したことも大変さの一因ですが書類準備にほぼ半年、観光を兼ねて2回マレーシア渡航が必要でトータル費用が15万円くらいでした。
代理店を通じた場合でも本申請前の銀行口座開設と健康診断書の準備が必要なため、本人(仮に奥さんやお子さんを一緒に申請すれば全員)がマレーシアを訪問する必要があります。すると、代理店費用20万+申請書類の手数料約3万+マレーシアへの往復旅費5万×人数分くらいは必要だと思います。
仮に同僚からアドバイスを求められたら、たぶん、私は代理店への依頼を勧めると思います。
英語でのやり取りに困らず、何としてもビザを取るというモチベーションが持てて、お金と時間が使えるという人なら個人申請は可能だと思います。余談ですが、サイドFIREしている「西村ひろゆき」さんも個人申請でMM2Hビザを取得していることを著作「無敵の思考力」に書いていました。
注意:マレーシア政府がコロナ禍の影響もあって、2020年にMM2Hビザの制度改定を通達して、審議中の申請続きの9割が却下され、新規の申請受付けも停止という状態です。2021年に入っても制度見直し内容や申請受付の再開時期は不明です。私のブログを読んで興味を持っていただいた方は必ずネット検索して確認してください。私のブログでも変化があれば、情報発信したいと考えています。
(今日の独り言)
ビザの個人申請について、このブログを書きながら思い返すと大変だった記憶と楽しかった記憶が甦ります。「大変だけど、面白い」という経験は成長のモチベーションになり、「(私なら)何とかできるさ」という自信のベースになると思います。
いろいろと失敗?エピソードがあるのでこれから時々ブログにアップしていこうと思います。
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