こんにちは、普通の地方サラリーマンだったasuka3世です。
55歳で早期退職してF.I.R.E生活をスタートしています。
F.I.R.E.というのは”Financial Independence, Retire Early”の頭文字で経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルです。
貴方は自分の過去を振り返ってみて、”他人と比較してうらやましい”と思う気持ちから、マイナス感情が芽生えた記憶はありませんか?
私自身の過去にはいろいろなマイナス感情があります。
・ルックスが良くて、女性に人気が高い同期のM.K.さん
・30歳前半に課長に昇進した出世頭のS.M.さん
・創業者一族の社長の息子で将来の出世が決まっているK.O.さん
”自分とは全然違ってうらやましい”というマイナス感情から私が脱却できた大きな理由として、「貯金が増えて、心にゆとりが生まれた。」ことが挙げられます。
今回は「何故、貯金が増えていったのか?」ブログのタイトルに付けた”先取貯金”について、私がやってきたことを書こうと思います。
私がある未上場で一般的に知られていない会社に入社したのは1980年代後半、後にバブル景気と呼ばれた頃の終盤です。
地方の国立大学・工学部を卒業した私でも、超一流企業を除けば就職することはさほど困難ではなかったと記憶しています。バブルが崩壊して、後に就職氷河期と呼ばれる時代の学生よりは幸運だったと言えます。
当時の大卒の初任給は21万くらいだったと思います。後に知ったのですが、新社会人は1年目に住民税を払わないため手取り金額が多めでした
最初の給与が支給される説明と一緒に”財形貯蓄制度”の説明がありました。サラリーマンを経験した方なら聞いたことがある(かもしれない)制度です。
この財形貯蓄制度とは会社が給与と賞与から天引き(先取り)で指定口座に貯振り込んでくれる仕組みです。
”目的を選ばない一般財形”、”家を建てる時に利用できる住宅財形”、老後のための”年金財形”という3つのコースがありました。
財形制度のメリットは次の3点が挙げられます。
- 天引き(先取り)であること。天引きとは会社が給与支給の時点で指定口座に振り込み手続きすることです。、
- 元金と利息を合計して550万円までは非課税であること。
- お金を引き出すことは可能だが、手続きがあって面倒くさい。
つまり、天引きされた金額が手取り給与として支給されます。手取り給与をすべて使ったとしても毎月確実に貯金が増えていくことになります。
私の会社の同期や先輩も財形貯蓄制度度=先取貯金を利用しているものだと最初は勝手に思っていました。
しかし、会話してみると実際には20%くらいでした。私は80~90%くらいは利用していると思っていたので少し驚いたことを記憶しています。
私はこの財形制度を社会人1年目から20年近く利用しました。
- 1~3年目は給与から毎月3万、夏と冬の賞与から10万ずつ(1年間で56万円)
- 4~10年目は給与から毎月5万、賞与から20万ずつ(1年間で100万円)
- 7年目の途中で550万の非課税枠を超えてしまうペースで勝手に貯金が増えていきました。
非課税の限度額(550万円)を超えると利息に税金がかかってくるため一般の銀行に預けた場合と同じ状態になります。
それでも天引きのメリットはあるので、年間100万ペースで先取貯金を継続しました。
- 11~20年目は給与から毎月5万、賞与から30万ずつ(1年間で120万円)
- これだけで30歳前半に2,000万弱の貯金が出来ました。
貯金が増えることで、心にゆとりが生まれ、他人と比較してマイナス感情を持たなくなったと繰り返し書いて来ました。
その実現方法の1つ目が先取貯金です。
貴方の会社にも財形制度はありませんか?もし、あるなら月5,000円でも10,000円でも先取貯金を始めてみませんか?
多くのサラリーマンがいつからでも始められて、確実に貯金が増痩せる方法です。手間をかけて解約しない限り、預けた金額が増えることはあっても、減ることがない方法です。
「現在の超低金利で貯金なんかしてもお金は増えませんよ。」と言う声が聞こえてきそうですね。
例えば、2,000万円を銀行に預けていても普通金利が0.0010%なら1年で200円、この200円に20%の税金(40円)がかかって、結局160円しか増えませんね。
お金に働いてもらって貯金が増えていく方法についてはブログタイトルのもう1つ、インデックス投信を利用しました。
でも、投資を始める前にまとまった金額があった方が効率は良く、確実に毎年、毎月お金が貯まっていく仕組みを利用するのとしないのとでは、心のゆとりが違って来ます。先取貯金という手段・方法は私にとっては大切だったと思います。
確実にお金を貯めるために、もう一つ大事なこととして手取り給与の範囲で生活することがあります。(キャッシュフローを常に黒字化しておく。)
私が実践してきた手取り給与で暮らす方法や考え方については別のブログに書きたいと思います。
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