こんにちは、令和2年の誕生日で55歳になった地方サラリーマンのasuka3世です。
2020年12月末に32年9ヵ月勤めた会社を退職して、FIREしました。
F.I.R.E.というのは”Financial Independence, Retire Early”の頭文字で経済的独立(FI)と早期退職(ER)を実現したライフスタイルです。
私のブログはよくある、1億円に向けてチャレンジしている現在進行形のブログとは異なり、1億円貯まったという結果から、その過程で行ってきたことや考え方を書いています。
このブログでは。私の過去に立ち返って、時代毎の資産形成(運用)についてまとめます。
32年という長い歳月のために各時代でやって来たこと、感じたこと、世の中の状況が大きく異なります。このブログを見ていただける方の年齢によっては「良く、分からない」とか「こんな時代はもう来ない」という内容もあります。
社会年表的に見て、多少の差異・誤りがあっても、個人の体験ブログですのでご容赦ください。
・社会人に成りたての1988年
日本の経済バブル終盤で郵便局の定額貯金の金利は何と6%あった。10年満期に預けた30万、50万という金額が約1.8倍の54万、90万近くになって戻ってきた。
銀行に預けているだけでお金が増えた時代。
・関東勤務、ドイツ駐在を経由して、地元の地方県に戻った1996年~
銀行金利が1%前後まで下がり、銀行に預けても資産は増えない時代。
巷のマネー雑誌でIT関連バブルを喧伝していて、証券会社や投資に興味を持った。
対面販売がまだ中心で”野村証券”、”大和証券”に口座を開設。
個別株は怖くて、人気の高い投資信託から選択して買ってみた。
・ITバブル(インターネットバブル)崩壊 2001年
マネー雑誌がよく行う売行きランキングで取り上げられていた投資銘柄は軒並み1/3くらいに激減。その後も回復することなく、早期償還(投資信託の解体)になった銘柄が片手以上ありました。
買った後に売るという行為・やり方が分からず、対面販売方式、世間のマネー雑誌に踊らされ、カモ(ネギ)にされた。
マネー雑誌は話題性があり、読者の興味を引くテーマで作成されています。推奨した銘柄の暴落しても、「暴落相場ではこうした銘柄・手法で儲けろ」とか、常に「儲かる」話しをメインにすり替えます。(あくまで、私見ですよ。)頭から鵜呑みにするのは止めて、記事が書かれた背景を考えたいものです。ちなみに私は30歳後半からマネー雑誌ではなく、マネー書籍を読むようになりました。
・小泉内閣、竹中平蔵氏躍進 2001~2005年
旧形態の証券会社の手の平返しにを受けて、ネット証券(マネックス証券)に口座を開設。自分で銘柄選択を行い始める。ITブームの反省から「ドルコスト平均法」を知る。日経平均、TOPIX関連の投資信託の積立開始。毎月各1万円ずつ、自動引き落としという仕組みにする。結果、2019年までずーーーと継続運用して平均年利7%以上増えた。
旧形態の証券会社の手の平返しにを受けて、ネット証券(マネックス証券)に口座を開設。自分で銘柄選択を行い始める。ITブームの反省から「ドルコスト平均法」を知る。日経平均、TOPIX関連の投資信託の積立開始。毎月各1万円ずつ、自動引き落としという仕組みにする。結果、2019年までずーーーと継続運用して平均年利7%以上増えた。
・リーマンショック発生 2008~2010年
保有資産は大きくマイナスになったが、それ以上に勤めていた会社が大変で業績回復、定時間内で社員教育(雇用助成金対応)、中間管理職のような気苦労と企業経営数値の分析など嵐の海に翻弄される船の乗組員というイメージ。先取り貯金や自動積立投信はそのままに日々のキャッシュフローが黒字なら、生活できるとミニマム生活費を継続する術を覚える。
・アベノミクス時代 2013~2018年
世界規模の経済危機に対して幸い会社も自分自身も持ちこたえられた。会社の売上げが徐々に回復していく状態で給与、賞与も安定し、その頃に海外ETFという存在を書籍で知る。当時取り扱っている証券会社の中で楽天証券だけが海外ETFの取扱い本数が100以上あって、口座開設を行った。S&P500関連ETF中心に5銘柄、毎月1万円の積立投資を開始した。
この時代は貯蓄と投資の両輪が上手く噛み合って資産が急増した。積立インデックス投資で国内、海外合わせて毎月10万、貴金属(金・プラチナ・銀)も積立、株主優待関連の個別銘柄購入、個別株の値動きにも慣れて、余剰資金で応援したい国内企業を購入。毎年、純資産が400万円程度増加していた。
・アベノミクス時代 終盤 2018~2019年
ニーサやiDeCoといった税制優遇制度も自然と情報収集して初期段階から満額利用。
ポートフォリオは100-年齢の%を目安にリスク資産と安全資産の割合が60:40~50:50くらいで調整していました。
ピーク時にはリスク資産の総額が5,000万円くらいになりました。すると日経平均(ダウ平均)が1%上下に動いただけで、毎月の手取り給与以上の金額が1日おきに増減する日々が続くことが度々起きました。
2018年12月にスポット的な暴落があって、マイナス800万円、1月にはプラス300万円、2月にはプラス500万円で元に戻るといった精神面で不安定になるような望まない状況もありました。
投資金額がどんどん膨らみ、日々の増減が心の平穏に悪影響だと気づき始めた頃に金融資産の合計額がほぼ1億円あることを認識しました。この時に初めて「あれ、これだけあれば、リタイアしても生きていけるよな」と気づき、アーリーリタイア関連の書籍を読み始めました。(当時はFIREという言葉よりもセミリタイア、アーリーリタイアの方がポピュラーでした。)
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