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発見、お宝生命保険。保険見直しが有効だった事例。

FIRE

こんにちは、令和2年の誕生日で55歳になった地方サラリーマンのasuka3世です。

 

私のブログはよくある、1億円に向けてチャレンジしている現在進行形のブログとは異なり、1億円貯まったという結果から振り返って、その過程で行ってきたことや考え方を書いています。
 
生命保険に関して、最近は「保険と貯蓄の分離」とか、現金があれば「保険」は必要ないということをリベシティやツイッターで度々、耳にします。
 
このブログでは私が実際に契約している2つの生命保険と過去に行った契約内容の見直し、保険を通じて学んだ”複利”のすごさについてまとめています。
 
結論を先に書いておきます。日本の政策金利が5%を上回る時代に契約した一部の生命保険は「お宝保険」になり得て、一生(終身)の保証とお金が増えていく貯蓄性を持つものがあります。そんな夢のような話しを実現する理由が”複利パワー”です。
 
1つ目の生命保険はD社の「〇スポート21」定期特約付終身保険です。(念のため、記号Dで表しますが、宣伝広告を一杯している有名な大手生命保険会社です。)

私が26歳(社会人4年目)の時に、会社に来ていたセールス女性の売込みで契約しました。
概要は月々¥16,640-の掛け金で、死亡時5,000万円の支払い、65歳払済(支払い期間39年)という保険内容です。

「この保険のどこがお宝や!結婚もしていないサラリーマンに5,000万円の死亡保障が必要な、訳あるかい!カモがネギ背負って鍋に入っとるで~」と、筋肉マッチョなライオンさんの怒りの声が聞こえる。……という、文章で意味が通じるのはほぼリベシティの参加者ですね。 笑)
当時の私は「生命保険の1つくらいは入っておかないとな、1万6千円位は掛け金は支払えるし、貯蓄代わりにもなるって、セールス女性も言っていたし…」(まさにカモネギの考え方のお手本ですね。)
(ちょっと、一休み)
 
 
 

その後、縁あって30歳で結婚してから、家計簿ソフトを使って「収入と支出」の見える化、分析を行った時に生命保険の掛け金が支出の割合で大きいので見直しを考え始めました。

当時はリベシティもYoutubeもないので出版されている保険の見直し書籍を数冊読み込んで学んだポイントは以下の内容です。

・各生命保険会社が力を入れて、売り出している「定期特約付・終身」保険は
 生命保険会社がもけているドル箱の”ぼったくり”商品である。

・契約者が若い時は掛け金が安く設定されているが、10年、15年後に掛け金が
 一気に跳ね上がる仕組みになっている。
 保険料の高額化に驚いた契約者が保険会社に連絡しても、契約書にその旨が
 書いているし、壮年になってから別の保険に入り直すとやはり高額な保険料に
 なってしまうために諦めざるを得ない。こうしたトラブル事例が多く報告されて
 いる。
・終身保険と言いつつ中身は少ない金額の終身定期+高額な定期保険
 (掛捨て)の
組合せでできている。

・掛け金は一部は終身保険の積立に回るが、多くは特約の掛捨てに回っている。

・高額な死亡保障は払込完了時点で、終身部分だけの金額に減額する。

・よって若い間の高額な死亡保障の掛け捨て保険部分は掛け金が上がる前に
 解約すべし。

・終身保険部分は掛け金が解約払戻金として戻ってくるので適用利率によって、
 継続か、解約を検討する。
生命保険を見直すポイントを学んで、私の契約した保険証券をチェックしました。

終身保険部分は1,000万で掛け金が\8,520-
・定期保険部分は2,000万円で掛け金が\8,120-。特約で死亡時の支払いは倍の
 4,000万円。(ただし、年齢が若い時に死亡する確率は低いので大量の契約者が
 いれば生命会社は損をしない仕組みになっている。)
特約は15年後までに継続しない旨の申し出がない限り会社の定める規定の範囲内で自動的に更新します。保険料は更新時の年齢および保険率によって計算します。
(非常に怖い一文が確かに保険書に書かれていました。

保険契約の本当の内容が把握できたので特約部分は速攻で解約する意思が決まりました。

現在20歳代、30歳代の方に日本の政策金利が6~8%もあった時代が云々、というお爺ちゃん,お祖母ちゃん世代の話しと思われがちですが、日本銀行の公定歩合(死語か?)=政策金利の過去推移のグラフを見ると最高9%という時代もありました。私が契約した1991年は6%になっています。(ちなみに2001年9月以降、政策金利は0.1%を越えていません)
 
D生命に連絡して、結婚を機に保険内容を見直したいと連絡して、以下の変更と資料作成をお願いしました。

・受取人の変更 母から妻
・特約内容項目を全解約
・単純な1,000万円の終身保険にして年一括払いの掛け金、および保険を解約した時の払戻金の今後の推定計算表
D生命の保険見直しを行った結果をまとめます。
終身で1,000万円の死亡保障が約450万円で購入できた。
D生命 お宝保険  (←スプレッドシート添付:内容詳細 適用利率5.5%
・保険種類  定期特約付・終身保険  →  シンプルな終身保険

・死亡時保証金       5,000万円  →  1,000万円
・掛け金      ¥16,640-(月払い)  →  約8,073-(月払い)
・累計払込掛け金   計算不可(※)  →  約450万円(65歳まで払った場合)
 (※)契約から15年後に掛け金が生命保険会社で自動的に計算された場合の
   掛け金が
不明のため。推定では掛け金が2倍近くに上がるらしい。
・解約払戻金   D生命からもらった払戻金の推定計算書より
           65歳で解約すると、477万円(保険金払込終了時) 

           90歳で解約すると、860万円
・配当金(おまけ) 54歳時点で積立配当金が約37万円あって
            4%の確定複利で運用される。
           65歳(保険金払込終了時)で解約すると、58万円
           90歳で解約すると、154万円
 
2つ目の生命保険はN社でこちらも定期特約付終身保険です。(N生命も、宣伝広告を一杯している有名な大手生命保険会社です。)
私が36歳の時に、実家の母より「貴方の名義で契約した生命保険があるから、今後の掛け金は払ってね。」と渡されたモノです。
概要は月々¥10,754-の掛け金で、死亡時3,000万円の支払い、50歳払済(支払い期間30年)という保険内容でした。

「これ、俺が20歳で契約した形になってんじゃん。しかも、36歳までずっと毎年約13万円も掛け金払ってるし……」親戚にN生命の保険扱っている叔母がいたので、明らかに義理・お付き合いで入ったと思われる生命保険でした。”ぼったくり”保険の香りがプンプンするんだけど…。
D生命の保険見直しをした経験からポイントは分かっていたので、N生命の保険内容をチェックすると

・終身保険部分は小額の500万
・定期保険部分は25000万円
・掛け金の内訳は見た目に項目が書かれておらず、\10,754-(月祓い)となって
 いる。
・保険書をよーく見ると「主契約(=終身保険分)の年間保険料 ¥21,010- 
 30年分」とか、書いてる。(これも、恐ろしい一文ですね。)


要は終身保険の掛け金は月¥1,750-で特約定期保険(掛け捨て)の掛け金は月\9,0004-というまさしく”ぼったくり”内容でした。
こんな掛け金をそのまま払っていられないと、特約項目は全て解約して、シンプルな終身保険と解約払戻金の推定表をもらいました。
 
N生命の保険見直しを行った結果をまとめます。
終身で500万円の死亡保障が、私は約45万円、母が約196万円、合計241万円で購入できた。
N生命 お宝保険  (←スプレッドシート添付:内容詳細 適用利率5.75%
・保険種類  定期特約付・終身保険  →  シンプルな終身保険
・死亡時保証金       3,000万円  →  500万円
・掛け金      ¥10,754-(月払い)  →  約¥1,846-(月払い)
・累計払込掛け金   推定387万円)  →  約241万円(50歳で払込済)
・解約払戻金   N生命からもらった払戻金の推定計算書より
           50歳で解約すると、144万円 (保険金払込終了時) 

           65歳で解約すると、247万円
           90歳で解約すると、433万円
・配当金(おまけ) 54歳時点で積立配当金は約89万円になっていて
            4%の確定複利で運用される。
           65歳で解約すると、137万円
           90歳で解約すると、366万円  (4%複利ってすごい!)
タイムマシンで1985年に戻って、母に特約なんか付けずに500万円の終身保険だけ契約するようにアドバイス出来たら、
終身で500万円の死亡保障が約60万円で購入できた。」かも…知れません。
(恐らく、N生命の方がそんな契約は受けないと思いますが…)
余談ですが、生命保険の解約払戻金はマネーフォワードMeで連結できない(してない)ので、妻に開示している「私の資産リスト(約1.〇億)」に入っていません。
いわゆる隠れ資産(へそくり)みたいなものです。
4%の確定複利で増える払戻金も高利回りの貯金みたいなものですので、解約しません。将来、妻へのサプライズ(クルーズ旅行とか)用に使えればいいなと考えたりします。
 

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